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国立がん研究センター、がん医療の標準診療実施率を公表

国立がん研究センター、がん医療の標準診療実施率を公表
乳がんの乳房切除術後の放射線療法は66.6%と4.5ポイント低下

――国立研究開発法人国立がん研究センター
 

国立がん研究センターは8月2日、主要な5つのがん(胃・大腸・肺・乳腺・肝臓)と臓器横断の支持療法で選定したがん医療の標準診療・検査9項目の実施率についての調査結果を発表。ほとんどの項目で大きな変化はなかったものの、乳がんの乳房切除術の再発高リスク症例に対する術後放射線療法の実施率は4.5ポイントも低下。66.6%の実施率にとどまった。放射線療法を不要とする学説が出てきていることも影響していそうだ。

 この調査は、がん診療連携拠点病院を中心とする全国424施設で、2014年にがんと診断された患者56万人を対象に行われたもの。2011年から調査を行っており、今回が4回目となる。がん診療連携拠点病院の調査参加率は68%と前年に比べてほぼ横ばいだったものの、都道府県推薦病院が18施設から131施設と大きく増加。症例数も11万人増えている。

 標準診療実施率は、9項目中6項目で90%以上をマークしており、もっとも実施率が上昇したのは臓器横断指標(制吐剤の使用の有無)で74.0%から76.3%へと2.3ポイント上昇した。一方、著しく実施率が低下したのが前述した乳がんの乳房切除術の再発高リスク症例に対する術後放射線療法の実施率。国立がん研究センターは「標準診療を実施するか否かは、ステージや全身状態だけではなく様々な要素により判断されます」とし、結果についての解釈には注意を払う必要があるとしているが、他の項目の実施率にあまり動きがないことを踏まえると、リスクを回避する傾向が強まったと判断せざるを得ない。

 乳房切除後の放射線療法については、アメリカを中心に否定的な研究が相次いでいる。とりわけ、リンパ節転移が1カ所のみといった早期の乳がんに対しては、再発リスクが低いとの研究結果が多い。今年の米国腫瘍臨床学会年次総会でも、早期乳がん患者の7割は化学療法が不要であるとの臨床試験結果が示されている。

 がん医療水準を向上させるには、国立がん研究センターが示すように、標準診療の実施率を評価していくことも確かに重要だろう。しかし、最新のエビデンスを検証し、迅速に現場での診療に反映させていくことも忘れてはならない。穿った見方をすれば、がん診療連携拠点病院の調査参加率が7割未満と少ないのは、そうした現場の心情があるからとも考えられる。がん医療の「均てん化」にこだわるだけでなく、柔軟に最新医療を吸収し最適化していく仕組みづくりも、今後は求められるのではないだろうか。



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